やっぱまだ工事中……(つД`)
  • 総合評価
  • ★★★★
  • 著者
  • 亜月亮[Wikipedia]
  • 巻数
  • 全1巻
  • 出版社
  • 集英社

いきなり余談から入りますが、集英社・講談社ってB級を探すの大変ですね。
すぐアニメとかドラマになってしまうので、思いつくのが大変です。
が、集英社の一発目は『天下一ファミリー!!ヤマダ』でいこうと固く心に決めていた作品。

これ、りぼんで連載されていた作品で、ストーリーがすごい。
最強の山田流拳法道場の跡取りで、その中でも稀有な才能に恵まれた少女、山田愛花。
しかし、愛花は最強なんて興味はなくて、ただ普通の女の子に憧れていた。
その愛花の憧れの相手は、小林学園の王子様、鈴木アンドレ!
果たして愛花の恋の行方は?!
みたいなノリです。

名前に突っ込みたいですけど、あえてスルーしてアンドレ君ですが、
愛花がドラゴンボールに出てきそうなくらいの戦闘力なんですけど、
亜月氏も押えてるというか何と言うか。
対比で、やたら弱いと言うか……肉体的には、ヘタレです。
作中、何度か山田流拳法道場を倒すためにパンダ道場のやつらが乗り込んでくるんですけど、
アンドレはすぐ人質にとられたりします。
で、愛花はその力を隠したいので、四苦八苦するわけです。

アンドレ以外のキャラも、名前がぶっ飛んでます。
愛花には2人の兄がいるんですが、「完全」と「勝利」です。
かぁちゃん……なんで娘には普通の名前?
どーでもいい話ですが、りぼん連載だったので、何となく名前から『ときめきトゥナイト』の愛良を連想してしまう自分がどうかと思う。

こういう話って「思いついても並みのりぼん作家には出来ない」と思うんですよね。
まぁ、氏はギャグ重視と言うか、ギャグ作家(でいいのか?)なんで、やっちゃうところが素敵。
話がすぐ逸れちゃってすみませんけど、この頃のりぼん作家のギャグのキレって異常に良かったと思う。
書くことがあるかもしれないので、タイトルは避けますけど(コスい……)、
やっぱ国民的マンガへとなった『ちびまる子ちゃん』を生んだ土壌がそうさせるんですかね?

この作品も例に漏れず、細かいところで笑わせてくれます。
や、私自身、何かを見て感動したり笑ったりが殆どない無感動人間なので、読んでる姿は淡々としているんですけど、
これは読みながら「ウマいなぁ」と唸らされました。
個人的な妄想ですけど、ガンガン辺りで連載してたら、単行本3冊くらいはイケたんじゃなかろうか?
もっとこういう作品をプッシュして、購買層を女性以外にも広げれば……いや、少女マンガ界が音をたてて壊れるか?

もちろん、読まれる場合は、「ピュアで切ない純愛」とか期待しちゃ駄目です。
頭を空っぽにして、ただ受け入れて読めば、面白いって話です。
B級作品全般に言えることですが、小理屈なんて屁のツッパリにもならんですからね。

隠し味程度かもしれませんが、氏の作品にはよく動物が登場し、この作品にも犬が出てきます。
ギャグマンガなんで、犬とちゃんとコミュニケーションをはかれちゃうところも雰囲気あってよいです。
まッ、何はともあれ、単純に楽しいお話なので、一家に一冊。
日本人は、こういう作品をもっと評価してあげないとイカンですよ。


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