やっぱまだ工事中……(つД`)
  • 総合評価
  • 原題
  • CRITICAL MASS
  • 時間
  • 93分
  • 製作年
  • 2003年

どう書けばいいのか悩む映画を一気に書き上げて楽になってしまおう企画、第2弾。
『ザ・グリード』のトリート・ウィリアムスがテロリストと戦うB級アクション映画です。

核分散物質がテロリストに強奪されてしまいます。
翌日、テロリストは廃棄寸前の原子力発電所を襲撃し、占領。
第二のチェルノブイリへと向かう核施設の中、
元軍人で警備員のマイクはテロリストたちに戦いを挑む!

お約束といえばお約束の「vs核武装テロリスト」ですね。
まぁ、そりゃ何だっていいんです。
こういうのはインパクトなんで、BC兵器でも核兵器でも創作の中ですから、
視聴する素人の私たちに単純明快に「脅威」を想像させてくれれば、主人公たちが戦う意義が見出せますから。
ンでも、この映画の場合、核武装するのはイイんですけど地味。

というのも、原子力発電所ってくらいだから、スゲー何もないところにポツンとあるんですよ。
かのチェルノブイリ原発事故では半径30km圏内で避難したと記憶しているんで、
大規模な殺戮行為に直結するのはわかります。
東京都全域から避難しなきゃいけないくらいの被害ですからね。
それでも、周囲に何もなさ過ぎて緊迫感がありませんでした。

さらに、予算の都合なんでしょうけど特殊部隊とかFBIとか出てこないんですよ。
核武装したテロに対して地元の保安官だけが出動って……平和ボケした日本人でも流石にどうかと思うんですが。
まぁ、冷静に考えて、「予算だろうなぁ」とか思ってしまいますが、
見ている間は「現実的に考えたら、米国のド田舎だから実は被害がたいしたことないこと見越しての半無視?」とか連想しちゃいました。
こーゆーのが設定の規模と裏腹に緊迫感を削ぐんですよね。

てか、見終わって考えてみると、危機感から来る緊迫感って設定の規模じゃないんですよね。
面白いアクション映画=被害規模でしょうか?
たった数名の人質で、その中に公的な重要人物がいなかったとしても、盛り上がれるときは盛り上がれます。
その「盛り上がれるとき」ってのは、「人質に感情移入できるとき」なワケで。
要するに劇中で人物が描かれているかどうかです。

つまり、この映画最大の弱点は、登場人物が魅力的に感じられないところでした。
主人公もヒロインも味方陣営も敵陣営もステレオタイプ。
特に敵は、阿呆の極みです。
すげー準備不足で、戦略的に戦力的に三流です。
少年漫画なら第一話で全滅しそうな勢い。
もはやこれ、逆B級モンスターパニックですわ。
自分らに犠牲が出るも、やたら個別行動をとって、一人づつ抹殺されていくとゆー……。
目的のために手段を選ばぬ悪党はいますけど、
映画進行上の手法(相手が1人行動で主人公が楽)のために手段を限定される悪役ってどーなんだ?

しかも、キャラも適当だし、目的もフツー。
「こう見せかけてたけど、本当の狙いは別なんだぜ?」とか、ないです。
こんなイノシシ連中が相手なら、武闘派でない古畑任三郎どころか、金八先生でもハンガーなしで勝てそうです。

アクション的にも、見るべきシーンはなかったです。
普通、アクション映画だと、「ああ、このシーンだけはすごいな」とか
「この大爆発は頑張ったんだろうなぁ」と1シーンだけでも思わせてくれそうなものですが、全ッ然ッなかったです。

自分、B級アクション(ホラー要素なし)を視聴する場合、「大作アクションと比べちゃダメ」や「良いところは1つだけでイイ」
と、かなり過保護な目線で再生に臨むんですが、今回はちょっと……うーん、褒めようがなかったです。
いいシーンが1つだけでもあれば、それなりにキャラクターに移入できるんですが、
1つもないと、我らにどーしろと言うんだ…orz
単なる「とりあえず爆発させとけ映画」にしても全然爆発しないしなぁ。
(恒例の嘘っぱちジャケットです)

簡単に言えば、足りないものが多すぎて、けど全編そこそこ無難な作り。
よって何も残らず――いや、この手の映画は何も残らなくてもいいんですけど、「スカッとしたぜ!」すら残らず。

ああ! 1つ! 1つだけ、おお?!と思うところがありました!(忘れてた)
冒頭で核分散物質が盗まれるんですけど、その盗まれた会社の名前が「サイバーダイン社」です。
アレです、『ターミネーター2』の会社です。
……ストーリーに絡んできませんので、だからどうしたですが。


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