やっぱまだ工事中……(つД`)
  • 総合評価
  • ★★★
  • 原題
  • FINAL DESTINATION 2
  • 時間
  • 91分
  • 製作年
  • 2003年

前作のヒロインであるアリ・ラーターも登場する『ファイナル・デスティネーション』の続編です。
主演のA・J・クックはTVドラマシリーズなんかでよく見ますね。
(出る映画出る映画B級凡作ばかりで、映画には嫌気が差したんでしょうか?)

ストーリーは前作と似たようなモンです。
高速道路の大事故を予知したキンバリー。
その予知によって、命を助けられた8人。
しかし、次々と変死を遂げていく生存者たち。
前作で生き残ったヒロインクレアも登場し、キンバリーと協力して未だ終わらぬ「死の筋書き」と戦います。

まー、そんなことで、今回も「死の筋書き」という目には見えない敵と戦うわけです。
ホンット絵に描いたVIPPERですけど、それはそれ。

ただ、前作は「死の運命を回避する」お話でしたが、結局のところ、「その場しのぎの回避」だったんですよね。
回避しても、回避しても、「終わり」が明確でないので、どうすることもできなかったんです。
それに比べ、今作は「死の筋書きすら予見せぬ方法で、全部解決できるんじゃね?」ということになり、
登場人物らが前向きに努力する価値ある状況になってますね。

死に方は相変わらずエグイ系統なので、グロ耐性のない方は回避推奨です。
こういう映画は、残酷描写がシリーズを重ねるごとにエスカレートしていく傾向があるんですけど、
比べてどっこいどっこいって所じゃないでしょうか。
前作で平気だった方は、今作でも問題なく視聴に耐えうる方かと。

また、前述してありますが、前作から引き続きアリ・ラーターが登場するので、
出来れば前作を見てから視聴された方が、楽しめるのではないかと思います。
(特に核心部分は「前作がなければ存在しなかった」ので)

前作でしつこい位に「予感描写」をしていましたが、今回は前作の1年後であり、
登場人物らが「死の筋書き」を理解できる状況が訪れるため、
トンデモ設定も割りとすんなり飲み込みながら映画に集中できるんではないかと。
この部分は、前作に比べて評価できるポイントだと思います。
特に前作で微妙だったのが、「死の予兆」とやらが非常に曖昧で、「んなモンで回避できん」と思われる状況ばかりだったですし、
そもそも回避しようがないような死に方が多々ありましたから。
そういった意味で、前作にあった理不尽さはある程度払拭され、「それなりにフェアなB級映画」ですね。
まぁ、相変わらず第三者からすると妄想120%状態ではありますけど。

上記の舞台設定が巧妙になっているため、前作にあった「ちょっとダルい時間帯」が大幅に軽減されています。
ただし、これは逆説的に「得体の知れない恐怖」が多少なりとも緩和されてしまうので、
どちらの雰囲気・テンポが好きなのかは、人それぞれではないでしょうか。
まー、この手の映画のテンポが良い=次々と死ぬので、サスペンス的な展開よりも、B級パニック映画により近い形です。
別にこの作品自体が、推理モノとは程遠いので、個人的にはコッチの方が好みです。

そうなんです、テンポ良いんですよね、今回。
見る前は、「何でタイトルが『デッド・コースター』に変わってんの?」って思いましたが、
俗に言う「ジェットコースター・ムービー」のように軽快になったテンポを表してるんでしょう。

ラストの解決方法もちゃんとドンデン返しするので、そこも悪くないです。
「良い」と思えなかったのは「ドンデン返しは良いけど、その返し方ってどうなの?」と感じたからですが。
それでもあっさりと終わらせないで、努力の形跡があるだけ凡百のクソ映画より数倍マシです。

つまり、今回の作品は、前作でのダメだし部分が上手い具合に払拭されます。
いやー、前作レビューで酷評した部分が改善されると、「俺ってまともなレビュー書いてたんだ」と一人満悦です(´з`)y-~
……2003年作品でやっても、後出しじゃんけんの嘘くささが漂いますけど。

ここまで基本褒めてきましたが、続編としては諸刃の剣ですね。
というのも、『エイリアン』と『エイリアン2』なんですよ。
どちらが優れた作品なのかは、ジャンルも違うし、監督の傾向(リドリー・スコットとジェームズ・キャメロン)も違いますし。
個人的には、どちらも一長一短で、比べることの出来ない2作だと思っています。
(こういうサイトで★つけているワリに、そもそも「作品を比較する」コト自体ナンセンスだと思ってコトもありますが)

回りくどくなりましたが、『エイリアン』に流れる暗澹とした雰囲気は秀逸です。
アレを求めて『エイリアン2』を視聴されると、落胆が大きいのではないでしょうか。
この作品にも同じようなことが言えますね。
例に挙げたように、1作目は『エイリアン』ですよ。
でも、2作目は(あくまで傾向として)『エイリアン2』に近いんです。
それもあって、(他にも理由はありますが)1作目が好きであればあるだけ、2作目が気に入らないんではないかと。

また、テンポアップした分、人物描写が荒いです。
おそらく、前作で主人公らをドキドキしながら応援していた方も、今作では親近感や感情移入が足りなかったんではないでしょうか。
もちろん、これは前作との比較であり、一般のダメ映画に比べればかなりマシなんですけど。

後は前作と同じで、「目に見えない敵」なので、パンチはないです。
加えて、冒頭の予知シーンが迫力あるところすら、前作と同じですね。
グロ描写と冒頭シーンでパンチ力を補強している部分も、前作と似たようなモンですね。

まぁ、前作との比較でいろいろ書きましたが、作品としての傾向は違うにせよ、
前作をご覧になられた方であれば、十分視聴に耐えうる作品に仕上がっていると思います。


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