やっぱまだ工事中……(つД`)
  • 総合評価
  • ★★★
  • 原題
  • LOCUSTS:Day of Destruction
  • 時間
  • 95分
  • 製作年
  • 2005年

主演のルーシー・ローレスは『ヴァンパイア・バット 死蝙蝠の町』でも主演してますが、マイナーでしょう。
一方、共演者のジョン・ハードは『ホーム・アローン』シリーズの父親役などで知られてます。

イナゴ(バッタ)と戦うB級映画です。
日本ではあんまり馴染みがないと思うんですが、農作物を食い尽くすあの大群ですね。

まずはストーリー紹介をば。
2種類のバッタを掛け合わせた新種のバッタ。
このバッタには殺虫剤が効かず、通常の種の数倍の速度で繁殖します。
とある事故(?)によりそのバッタが逃げ出してしまい、アメリカ全土を襲う脅威となって襲い掛かります。

んだ、そのバッタってと感じるかもしれませんが、スゲー勢いで農作物を食べていきます。
アメリカの大農場ですら、一瞬――とは言いませんが、短時間で食べつくされてしまう。
しかも、食べるものがなくなると、家畜まで襲い、人間にも襲い掛かります。

邦題の『D.D.T.』ですが、これは、実在する殺虫剤の名前です。
ていうか効かないんですけどね。
……プロレスファンが間違って借りるとでも思ったか?!

で、このバッタですが、数が多くて殺虫剤が効かないって部分以外、たいしたことないです。
別にスーパー賢いわけでもないですし。
しかし、アレだけの数で殺虫剤が効かないとなると、それこそ毒ガスでもアメリカ中にばら撒くのか、
核でも落とすのかって話でして。
そういう意味では、他の映画よりもかなりスケールの大きなヤバイ状態ですね。

が、正直なところ、緊迫感は薄いです。
他のB級映画では、質の良し悪しはあれど、ほぼ「命」を賭けてます。
もちろん農作物って、人類にとって大切でかけがえのないものであることは否めませんし、理解しています。
しかもアメリカ全土が対象なので、アメリカ全土の農作物が消え去ったら……と考えると大事です。
でも、それでもヤッパリこの戦いは、「命の取り合い」ではなく、「農作物を守る戦い」なんですよね。

要するに「どうやって生き残るか?」ってよりも「どうやって殺すのか」という、人類の目線がバッタより上なんです。
ネウロの「ハリネズミの針が邪魔で食べられないなら、針を剥がせばいい」的な印象でした。
このポイントがもっと、バッタ>人類の構図であれば、より良い映画になったんではないかと。
まぁ、前述の通り、状況的には人類規模のピンチなので、私の想像力が貧困で、緊迫感が薄く感じたのかもしれませんけど。

最後の最後で主人公の発案した作戦で、バッタに勝つんですが、それまでビックリするほど無抵抗なんですよね。
殺虫剤が効かないから、案が出るまでオタオタしっぱなし。
無駄とわかってても、火炎放射器とか、喰われてる畑ごとナパームで焼き払うとかあると思うんですが……。
(「自国土にンなこと簡単に出来ない」っていう現実論も理解できますが)

あ、そうそう。
何よりも気をつけるべきは、敵が「虫」ってコトでしょうね。
虫が大嫌いな人は、避けて通った方が良いかも知れません。
私も虫系はそんなに得意じゃないですし、見る前はドキドキしてました。
ただ、B級虫映画の中ではかなり表現はマイルドですね。
敵の見た目が完全にバッタなんで、あの黒い悪魔と戦うような映画より数億倍マシです。
多少虫嫌いの私でしたが、見終わってみると全然問題はありませんでした。

一番微妙に感じたのは、ラストでしたね。
見事に綺麗に終わったように見せていますが、このバッタが数匹逃げ出しただけで、アメリカは危機に陥りました。
最後のあの解決法で、1匹残らず駆逐できたとは考えられなかったです。

また、パンチが足りない原因は「相変異がない」ってところじゃないかと。
相変異ってのはイナゴ(蝗害)に見られるような突然(?)変異で、
「個体数密度が高いまま世代交代を重ねると、相変異を起こし、変化する」って現象です。
(要するに普通のイナゴでは、ああいう災害にならないケド、相変異を起こすと……ってコトです)
実際、現実に起こる変異はたいした変異じゃないんですけど、「いかにもB級映画に使えそう」じゃないですか。
そもそも、この作品のバッタは、相変異する前の段階でヤバイ生き物です。
それが相変異して、さらに凶悪な破壊力(?)を持つようになれば……
全体的に、こういう「ひとひねり」が足りないんです。

それでも★3にしたのは、「冷静に見ていて思う部分が多々ある」と感じたからですね。
こういうレビューを書いていて思いましたが、書いている間は冷静なんで、いくらでもツッコミ出来るんです。
でも、「楽しもう」と思いながら見ている最中は、さらっと流せちゃうんですよね。
この映画を見ている間、「オイオイ」と思う部分もありましたが、それでも無茶苦茶ではありませんでした。

細かいツッコミで言えば、
何でも食べるワリに畑をピンポイントで狙い、森とかはほぼ無視。
同じ場所から逃げたバッタが、都合よく西海岸と東海岸に発生する。
何故かバスが襲われる。
等々、挙げたらそれこそキリがないんですけど、見ている間はスルーできました。
少なくとも、それくらいは楽しませてくれたと言えるんじゃないでしょうか。

ンで、最後ですが……
男、女々しすぎ。もーちょっと女性の仕事に理解を示そう。
(『プラダを着た悪魔』でも同じコト思ったなぁ……)


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