やっぱまだ工事中……(つД`)
  • 総合評価
  • ★★★
  • 原題
  • HaiAlarm auf Mallorca
  • 時間
  • 110分
  • 製作年
  • 2005年

サヴェージシリーズ第1弾……ウソです。
広告とかでは、『ワイルドサヴェージ』に、「ブルーサヴェージに続く……」だの、
『ブルーサヴェージ セカンドインパクト』という作品もあるので、「ほぅ? シリーズ物か」と思わせるんですが、
B級映画のいつもの通り、これらの3作には何のつながりもありません。
てか、『~~セカンド』は、サメモノなんでまだ良いんですけど、『ワイルドサヴェージ』は調子に乗りすぎだろ。
まー、このような「似非シリーズ物商法」はB級映画界では結構あるので、初心者の方はお気をつけて。

しかし、裏を返せば、「似非シリーズ物商法」の原点になる作品は、得てしてそれなりの評価を受ける作品でもあります。
そりゃ、「あの『スネーク・トレイン』が帰ってきた!」とか言われても「(´_ゝ`)フーン」ですからね。
この作品も例に漏れず、「そこそこ損はしなかったかな」くらいの面白さはありますね。

ジャケットをご覧になればお分かりの通り、『ジョーズ』から綿々と受け継がれるサメパニックアクションです。
妻をサメに殺された主人公が、美人科学者と共に太古の怪物カルカロドン(メガロドン)と戦います。
あ、ストーリーが一行で終わりましたね(´д`)

この作品の特徴は「人間ドラマがある」ところでしょうか。
まぁ、ドラマといっても、こういう作品内のドラマですから、高が知れてるんですが、
それでもB級映画の中では、そこそこ頑張ってストーリラインをしっかりさせてある方ですね。
カルカロドンが復活して襲い掛かってくる映画なので、カルカロドンを復活させた悪役みたいなのがいるんですが、
それらの関係者と主人公と美人科学者のやり取りが無駄に挿入されます。
サメ映画なのにカーチェイスがある映画は、これしか知りません。
ルパンのようにパトカーにも追いかけられます。

その部分を蛇足ととるか、これはこれでアリととるのかは、人それぞれかもしれません。
私としては、「まあ、たまにはこういうのも良いんじゃね?」と思いました。
というのも、サメモノってメジャーなジャンルですから、飽食してんですよね。
たまには、こういうオマケ要素が充実してても良いかもしれません。

ただ、そのように考えられるのも、この映画自体、それなりの予算を組んで作られているからですね。
実はドイツ映画なんですけど、サメの造形から細かいアクションまで、有象無象のサメ映画より巧いです。
じゃあ、1級サメ映画と比べるとどうなんだといわれると、ビミョーですけど。

そうそう、原題を見てもわかるとおり、米国映画じゃないんですよね。
ドイツ映画で、タイトルを直訳すると「マジョルカの上のサメ」らしいです。
マジョルカってスペインのマヨルカ島のことでしょうから、舞台はスペインですかね。
(ぜんぜん聞き取れない言語なんですけど、見ていて「これドイツ語じゃないんじゃないか?」と思っていて、
本能的な違和感があったんで、作中はスペイン語なのかも知れません。……あてずっぽうですけど)

また、先にも書きましたが、この映画のサメはメガロドンですから、巨大です。
サメ映画界で一大ブーム(って程でもないか?)になった題材で、太古の実在した15m級のサメですから、
迫力は凄いんですが……凄いんですが、演出が地味な部分が多々ありますね。
ラストバトルでは迫力あるんですが、それまでは……うーん、ボートを襲うくらいならただのジョーズ(映画内でのホオジロザメ)でも出来るしなぁ。
もーちょっと、こー……メガロドンならではの対象物を破壊し、襲って欲しかったですね。

ちと話題が脇に逸れますが、ホオジロザメやメガロドンでサメ映画を作るのは良いんです。
やっぱ、サメ映画の王道だし、なんだかんだ言って、逃げ場のない場所で繰り広げられる海洋パニックモノは、
B級モンスターアクションの花形でもありますから。
けど、いい加減、ヘリコプリオンとかエデスタスとか出しません?
どー動くんだと聞かれると、困りますけど、あの造形は映画化するに値しますぜ。
ちょっとサイズが小さいですけど、「無駄に大きくする設定」はB級映画の独壇場じゃないですか。

と、話題を戻しますが、この映画には、悪い部分があって、登場人物の行動原理に無理があるところですね。
各キャラクターが、「正当な手続きをとればトラブルにならなかった」というような行動ばかりとります。
まぁ、そういうネジがぶっとんだ行動は作品内のトラブルを過大にするために必要ではありますが、
そういうのって、殺され役のオーナーとか金持ちのロールですよね。
全員が全員、ほぼ「うp主自重」と言われそうな行動をとるんですよ。
クソ田舎のオーナー企業じゃないんだから、もうちょっと一歩先読む行動をとってくれないと、
どうにも非現実的すぎて置いてけぼりにされます。
「非現実的な状況の中で、現実的に解決する」のがこういう映画のイイところですから。
(時にはぶっ飛んだ行動もアリですけど、「時には」ですし)

そんな感じで、色んな欠点を抱えている作品ではありますが、
ドイツ映画の野心作だと思うんで、サメ映画好きな方は見ておくとイイかも。
てか、『ジョーズ』や『ディープ・ブルー』も書きたいなぁ。
ネタがなくなってきたら、このあたりの著名サメ作品も突貫するかもです。


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