やっぱまだ工事中……(つД`)
  • 総合評価
  • 原題
  • Savage Planet
  • 時間
  • 87分
  • 製作年
  • 2006年

今までのレビュー中で、最高に「何を書けばいいのかワカラナイ」と困ったクマと戦う映画です。
映画を見終わってから、約48時間経過した今でさえ、「これだけは書こう」と思ったのは……

   ∩___∩
   | ノ      ヽ
  /  ●   ● | クマ──!!
  |    ( _●_)  ミ
 彡、   |∪|  、`\
/ __  ヽノ /´>  )
(___)   / (_/
 |       /
 |  /\ \
 | /    )  )
 ∪    (  \
       \_)
これしか思いつかんかった(゚∀゚)アヒャ


まぁ、あんま後ろ向きになっててもしょうがない(というか終わらない)んで、話を先に進めます。
見る前に地雷性は危惧していました! だって、2006年作品で87分って、95%地雷ですよ。

そもそも、邦題の『グリズリー・プラネット』。この時点で、ヤバイ。
例に漏れず、この映画は危険度が高かったです。
何が危険かというと、「びっくりするほどツッコミたくない」んですよ!!
今まで★1映画は2本レビューしてきましたが、その2本は「馬鹿にすることで文章が書けた」んですよね。
今回は、どこから切り口を広げればいいのかわかりません。

まず、問題のストーリーから。
未来の地球(2050年くらい)では資源が枯渇していた。
しかし、50年前にNASAが発見した「地球と酷似した惑星」が2万光年離れた場所にあるので、
そこに資源を求め、とある企業が乗り込むことになった。
(主人公は、そのチームの保安責任者)
しかし、巨額の利権を生むと思われるその惑星は、驚くべき巨躯を誇る人喰い熊の惑星だった!!
ハァ、ソウデスカ。タイヘンデスネ。

未来は、すごいんで「物質転送装置」でワープしていきます。
2万光年? 一瞬ッスよ。
向こうの星に受信機があるんで、それでパツイチですよ!!

や、でも、ちょとまて。
その受信機は、どうやって向こうに運んだ?
そもそも、物質転送はいいけど、物理学的に、光の速さって超えられないだろ?
ってことは、転送するのに2万年かかるんじゃないか?
というか、NASAは今現在くらいの科学力で、ソコまで離れた星をリサーチできるのか?
初っ端から、超納得がいかない設定のオンパレードです。
ブラックホールに向かって転送がどうのこうのってあったので、それで誤魔化したんだろうか……?
もう、意味がわからない。

しかし、そんな設定はともかく、クマとのバトルが盛り上がれば、瑣末なことです。
ええ、ボクはちょっとだけ期待していましたよ。
だって、「わざわざ近未来で別の惑星で戦う」のですから。
そこには何かしらの仕掛けがあると思うじゃないですか。

そして出てきたクマ!
あのぅ、超普通のクマですよね? 赤カブトの方が、強いんじゃねぇか?
作中、「5メートルくらいある」という話が出てきますが、その巨大さを実感する方法はありません。
何故ならば「クマと人が同じ画面に納まったカット」が存在しないからです!!
(1カットあるっちゃあるんですけど、かなり投げ遣りなシーンでした)
人が殺されるシーンは、クマ視点(?)モードになり、熊の手しか見えません。
ジャケットのような大迫力のクマなんて、どこにも存在しません。
ド迫力の対義語を探すのに必死なレビューです。

また、クマが空気読む読む。
雑魚キャラが襲われるときは、風林火山の火の如しですよ。
フーゴのパープルヘイズを語る、アバッキオの声が聞こえてきます。
『どう猛! それは…爆発するかのように襲い…そして消えるときは嵐のように立ち去る』と。
まさにそんな感じです。

逆に、主人公と対峙するようなシーンでは、やたら慎重派。
ガオーガオーと一生懸命牽制の雄たけびをあげます。意味不明です。
また、そういう牽制クマは「動物奇想天外のフィルムを借りた」といわれても不思議じゃないくらい、
「普通のクマ」かつ「使いまわしのカット」です。
ハクション大魔王のほのぼのボイスで「おやおや? どぉやら、オスのクマ達が、メスのクマを取り合っているようですネ」と幻聴が聞こえます。

例の如く、人とクマは同じカットにいないので、シーンはこんな感じ。
ビビる主人公→吼えるクマ→ビビる主人公→吼えるクマ→ビビる主人公→吼えるクマ……以下、ループ。
あの、クマと役者さんのスケジュールが合わなくて、別撮りしたんですか?

しかもこのクマ、多いのか少ないのかすら分かりません。
クマが2匹同じカメラに写っているシーンは、たぶん1~2回しかなかったでしょう。
3匹以上写っているシーンは、なかったと思います。
特に他の動物もいないようですし、普段はどうやって生活しているのか、謎が深まります。

加えて、強いのか弱いのかも分かりません。
ザコキャラは、ツメアタックを喰らうと、肉が吹き飛び、ドグシャァと死にます。
主人公は、上手く避けたのか、かすり傷をおいます。
「避けるぜ!」と心に決めた平常心の、つまりはメンタルの差でしょうか? 意味が分かりません。

攻撃力も不明なのですが、耐久力も不明です。
近未来設定ですが、「都合よく、普通の銃以外失ってしまう」ので、現代兵器しか登場しないのですが、
ポンプアクションのショットガンで、2発で殺せます。

しかし、リボルバータイプの銃では、何発撃っても死にません。ていうか、当たってねぇのか?
後半、マシンガンをゲットする主人公。ミドルレンジで2匹のクマを狙い撃ちします。
何故か、銃弾はあさっての方向に飛んでいきました。
……クマがどうのって話じゃなくて、主人公のスキルの問題?
保安のために連れてくる人材としては、下の下だと思われます。

また、よくいる「死亡フラグ満載の金持ち」も行動が謎です。
後半で「地球に帰れるぜ装置の部品」を、故意にクマ洞窟に置いて来ます。
その動機は、まったく不明です。そもそも、彼は何故無事なのか、それすら理解できませんでした。

ここまで、一生懸命自分なりにツッこんできましたが、「なんて面白くないツッコミポイント」なのかと。
いや、まぁ、私のツッコミスキルが低いのは黙認していただいて、ツッコむ気が失せるほどのボケです。
オッサンのダジャレ並みに絡みたくありません。

冷静に考察すると、「ダメな部分」が、ほぼ「演出」と「設定」なんですよね。
しかも、こういうB級映画なんて、ハナッから設定なんてあってないようなもんじゃないですか。
つまり、ダメポイントは、演出なんですよ。
そもそも、「クマと人間が同じカメラに収まらない」という現象は、
「そんな複雑なCGなんて無理」か、「きぐるみが用意できませんよ」の2択だと思うんです。
さすがに「同時にスタジオ入りできませんでした」はナイだろう、たぶん。
ということは、単なる予算不足だと。これはある意味、責めてみても始まらない部分です。
(まぁ、クマも表現できない予算で、クマ映画を撮ろうと思うところに疑問はありますが)

予算がないから、クマの迫力が出せない。
予算がないから、脚本が適当。
迫力がなく、脚本が適当だから、バトルも投げ遣り。
デフレスパイラルです。
時のドイツのように、戦争するしか手がナイと思わせる悪循環に仰天です。

推測の上の推測なんて、どうかと思いますケド、予算がない=敵をデザインする金もない=クマでいいんじゃね?
そんな図式があるのではないかと疑いたくなってきます。
ていうか、少ない予算でやりくりするのがB級映画じゃないんですかね。
トップセールスを叩き出す映画も、予算の枠で作ると思いますよ。
責めてもしょうがないというのは、「予算がないこと」ではなく、少ない予算で最大限とは言わなくとも、
そこそこ楽しめる作品を作ろうとすらしなかった無能なスタッフですね。

どうせなら、もっともっとナンセンスなお話にして欲しかったです。
くっだらねぇ話で、ありえない展開でよかったのに、無駄に「もうちょっとちゃんとした方が良くね?」と思ったんでしょうね。
結果、中途半端の駄作です。
B級映画のBの字も知らないスーパーエリートが、お母さんに言われたから撮った。
今は反省はしている。
そういう映画です。

あ、でもね!
一箇所、それも超冒頭の一箇所だけは「これはねぇだろ」とちょっと苦笑しましたよ。
あんな事故は有得んと言うか、もう小学生に鉈を渡しても1000回に1回起こるかどうか。
あのナンセンスさが、最後まで発揮できればよかったんですけどね。
残念ながら、開始5分で糸冬でした。

この映画は、あらゆる部分が標準を下回り、そして「ツッコミたくない」という駄作ではありえない汚点がありますので、
もしご視聴する場合は、覚悟を決めてからご覧下さい。
見ちゃった私の心境は、まさに↓ですね。

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           / \( ●  ● |つ
           |   X_入__ノ   ミ   そんな餌で俺様が釣られクマ――
            、 (_/   ノ /⌒l
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