やっぱまだ工事中……(つД`)
  • 総合評価
  • ★★
  • 原題
  • SOMETHING BENEATH
  • 時間
  • 91分
  • 製作年
  • 2007年

何から書いていいか良く分からん映画です。

とりあえず、ストーリーですが、世界環境サミットがとあるホテルで開かれることになります。
その前日の話で、何人か怪死し、会議に呼ばれていた神父(主人公)が、原因を調べます。
というのが、(かなり端折りましたけど)導入部ですね。

ネタバレしたくないんですけど、この映画を語るには、
どうしても敵の特性(?)に言及する必要があります。
とは言え、作中でもソコソコ早い段階で明かされますし、
明かされずとも見ていればすぐに分かることなんで、その辺はご理解をお願いします。
まぁ……この映画のちょっとした内容を先に知ったところで、大した話じゃないとは思いますケド。

えー、敵は邦題の通り、スライムです。
原題の『SOMETHING BENEATH』は、下になんかいるYO!って感じですかね。
(違ってたらツッコミください)

そいで、そのスライムの攻撃方法ですけど、これがもうシブい。
正直、シブすぎて怖くないを通り越して、見ていてダレます。
そのスライムに触った人は、自分が一番恐怖するコトが幻覚っぽく見えて、死にます。
エニグマのスタンドと組めば最強です。

なので、死体を発見しても、外傷なしのショック死。
襲われている(?)人を見ても、「何だ? メダパニ?」という感じ。
要するに「怖くない」上に、「緊迫感がない」んですよ。
もうちょっとさぁ……溶かして食べるとか、そういうごく普通の設定でいいじゃん。
何だ、妄想死って。新しい罰ゲームのようだ。

最終的に退治する為、下水道に乗り込むんですが、
何つーか、何も解決してないと言うか、すごく盛り上がらずに終わりました。
というか、どんなにスクリーンの中で盛り上がってても、
「これ、妄想なんでしょ?」と覚めた目で見つめる自分がいました。
ひょっとしたら、例の深海ホラー映画チックなテイストを目指して製作したのかもしれませんが、
亜音速でその方向から遠ざかる脚本がニクいです(映画のタイトルは、別作品のネタバレにつながるので伏せます)。

うーん、設定にばっかり文句言っていてもしょうがないので、別の方向に話を向けます。
この映画ですが、相手が「恐怖」で襲ってくるので、
恐らく作品の根底には「モンスターとの戦い」ではなく「恐怖に立ち向かう」ってテーマがあるんではないかと勘繰ってます。
それが理由で、主人公が神父と言う、
ちょっと一般的ではない職業に決まってのではないかと思ってます。

んでも、恐怖と向き合うのは結構ですけど、
そこに「譲れない理由」がないと、人物の目的=行動原理が希薄に感じられるんですよね。
「それでも立ち向かうぜ!」っていう設定の場合、多くは「子供のため」が一般的じゃないでしょうか。
使い古された話ですけれども、マーヴルのヒーローじゃないんですから、「世界のために」とか「他人のために」ってのは、
B級ホラーに出てくる「普通の人」だと納得しづらい理由になります。
それも含めて、「神父なら博愛だろ」ってノリで神父を選択したのかもしれませんが、それでも違和感が拭えない。
ていうか、そもそも、「テーマ」っぽい話は、芸術映画・大作映画・上手い脚本の映画・よく分からん仏と邦画等で十分。
B級に大層なお題目とか、娯楽の邪魔。ぶっちゃけ、不純物ですよ。

じゃあ、★1じゃないかと思われるでしょうが、
そこまでヒドイかと言うと、鑑賞に堪えうるくらいのヴィジュアルは確保されています。
妄想中の映像だったりですけど、ラストのスライムはそれなりに迫力がありますよ。
緊迫感ないですけど。

ああ、もちろん「鑑賞に堪えうる」ってのは、
B級ホラー好きにとってであって、一般人はたぶん寝るか電源を切るかじゃないかと思いますケド。
すごく後ろ向きな★2で、「DVD叩き割るまでじゃないな、この映画」と言う意味で★2です。
先ほど書いたばかりの『クラーケン』と同じ★2ですが、娯楽としてはこちらが下、
映像としてはこちらが上って感じで、同じ★2でも意味合いが違います。
(ちなみに、将来的にも脚本・設定・映像とか、そういう細分化したカテゴリ別に評価する気はありません)

ダルい展開。
盛り上がらない設定。
だからどうした的な結末。
すべてひっくるめて、切なくなってくる映画でした。

(誰に対しても「見るな」と言っているような気がしますが)
スライムとか、ローションとかそういうのが大好きだったら、見てもいいんじゃないですか?
見た目はヘドロとかに近いですけど!

あ、余談ですけど、「ヌルヌルまみれになった美女のお色気シーン」すらないですよ。


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